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■企業分析編■

損益計算書
損益計算書では 企業の収益性を分析しやすいように、収益と費用を区分して 表示しています。
ここでは 収益と費用の発生原因によって
「営業損益」「営業外損益」「特別損益」の3つに区分しています。

収益・費用 営業損益 売上高
売上原価
販売費 及び 一般管理費
営業外損益 営業外損益…受取利息・有価証券利息・受取配当金など
営業外費用…支払利息・支払割引料・社債利息・売上割引
特別損益 臨時損益
前期損益修正損益


利益の種類

売上総利益
  売上総利益で、会社の利幅を見ます。
  「粗利益」とも呼ばれます。
    売上総利益=売上高−売上原価

営業利益
  営業利益は、企業が営業活動をして得た利益のことを言い、
  本業の営業活動による儲けを表します。
  この部分が大きいか、小さいかは、その企業の営業活動がどれだけ活発化を示しています。
    営業利益=売上−売上原価−販売費・一般管理費


経常利益
  経常利益は、営業利益に本業である営業活動とは
  直接関係ない収益、費用などの営業外損益を加減算したものです。
  会社の実力を示すもので、5つの利益のうち 最も注目すべき利益です。


税引前当期純利益
  税引前当期純利益は、通常 営業活動では起こり得ない事が発生した場合の損益を
  経常利益から加減して算出します。
  通常 営業活動では起こり得ない事とは 建物の火災、役員退職慰労金などがあります。
  1年間の儲けを集計した利益です。


当期純利益
  当期純利益は、税引前当期純利益から 法人税、法人住民税 及び 事業税を控除して求めます。


ポイント

まず 経常利益をみる。
  日本では バブルの頃 財テクで本業よりに利益を出している企業もありました。
  しかし その金額が巨大故 本業の営業力を見失ってしまう恐れがあります。
  まず 本業による利益を見てから、本業以外の損益がどうなっているか見て 評価する必要があります。
  つまり 経常利益を注視する必要があります。


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