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■企業分析編■

貸借対照表

資産の部 負債・純資産の部
資産
T流動資産
U固定資産
  ・有形固定資産
  ・無形固定資産
  ・投資 その他の資産
V繰越資産
負債(他人資本)
T流動負債
U固定負債
純資産(自己資本)
T株主資本
  ・資本金
  ・資本剰余金
  ・利益剰余金
U評価・換算差額等
V新株予約権

資産=負債+株主資本

*分かりやすく説明すると、
  「資産」が 買いたい車とする。「負債」は銀行ローンで 「株主資本」は自己資金となります。

資産の部

流動資産
  現金 及び 比較的短期間に換金される資金。現金、預金、受取手形、売掛金、棚卸資産などあります。
  現金、現金に近いものを 当座資産と呼んでいます。

  ■流動比率=流動資産÷流動負債×100%
     短期的な 支払い能力を判断できます。
     200%あれば理想。100%以下だと 資金繰りが厳しいと言えます。
   
固定資産
  建物、土地、機械装置など。

負債の部

流動負債
  1年以内に返済しなければならない 短期借入金、買掛金、支払手形など。

固定負債
  1年以上の長期にわたって返済していく 長期借入金や 社債など。


純資産の部

純資産は、自己資本、株主資本とも呼ばれます。
会社を発展させていく為には、株主資本の部の充実が必要です。
それを 手っ取り早く充実させる方法は、「増資」です。ただし どの会社でも 増資できるわけではありません。
通常 やはり 会社は利益を上げ、「利益余剰金」を増やしていく方法が 株主資本を充実させる方法です。

資本金
  株主の出資によって得た資金。会社の元手です。
  しかし 資本金は、会社の規模を知る重要なモノサシですが、絶対的なものではありません。
  資本金の額が変化なければ 「増資」しなかった事が分かります。

資本剰余金
  株式の払込資本の一部である「資本準備金」と
  減資やカ合併などの資本取引により生じた「その他資本剰余金」
  から成ります。

利益剰余金
  利益を財源として 会社法の規定に従って積み立てた額。文字通り、余った利益です。
  この部分が強いと、体質的に とても強い会社であると言えます。



ポイント

自己資本比率により、財務体質を分析する。
  <自己資本比率=自己資本÷総資本×100%>
 自己資本比率は、自前の資本力を表します。
 大きければ大きいほど良く、40%以上になると 財務体質が安定していると考えられる。
 20%以下だと 疑問と言えます。

負債と自己資本
企業は、株主などが払い込んた自己資本(≒純資産)と、外部から調達した借入金などの負債を基にして
工場建設などの事業活動を展開します。

一般的に 自己資本が厚く 借入金が少ない企業ほど 経営が安定します。
逆に 借入金が自己資本より多ければ 経営は不安定になります。
ただ 自己資本の充実ばかり気にして 投資を手控えすると 企業の成長を損なう恐れもあります。


剰余金比率を確認する。
  <剰余金比率=剰余金÷総資本×100%>
剰余金とは 会社が稼いだお金で 文字通り 会社が自由に使える資金です。
剰余金比率が高ければ高いほど 優良会社と言えます。


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